路地に沿って話に花が咲く所
京畿道安養市、万安区石水2洞にある石水市場は1979年に形成された。 野菜卸売市場として始まった石水市場には現在40人余りの商人と120個余りの店舗中、30個余りの小店舗と中型マートが残っている。 石水市場はアスファルトで包装された広い駐車空間を中心に、周囲をぐるっと各種生活必需品を売る商店で囲っている。 一日に何ヶ所かずつ店を閉めた店舗には10年前から芸術家が入ってきて自分だけの創作空間を作った。 その時から市場として機能が縮小された都心の中の休息空間には芸術家の手を経て多様な壁画と作品が設置された。 生命力をなくした空間はいつのまにか活力があふれる所に変わった。

市場初期の姿をそのまま維持して古くなった建物と看板はあたかも時間が止まったかのような姿を大切に保っている。 商店のあちこちには思い出の宿った古くなった物を簡単に見つけることができる。 代々引き継いで野菜を売る商店と、30年以上手作りの味一つで今まで店を受け継いできているおばあさんの飯屋など石水市場は路地ごとに30年の歳月をそのまま保っている。市場が形成された年から露店で販売を始めた骨ヘジャングクは今の路地に至るまで石水市場の代表的な食べ物だ。 既存のフランチャイズのヘジャングクでは味わうことはできない秘法の出し汁と、安くてふんだんな量を誇る石水市場の骨ヘジャングクは老若男女皆に人気が高い。 誰かの生活の拠り所となり、歴史を築いた市場路地には歳月が流れても変わらない市場商人の豊かな情を感じることができる。
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